NK2 FARM（エヌケーツーファーム）は、北海道の南西部、函館市の北部にある七飯町に生産拠点を置き、北海道米ふっくりんこを栽培しています。
七飯町？と聞いても恐らく日本国内の99％の方が知らないと思います（笑）が、大沼と聞いてピンとくる方は居るのではないでしょうか？七飯町は大沼国定公園がある街です。
また、七飯町は北海道の南西部に位置し、降水量は少なく、道内では最も温暖な気候に恵まれ、四季の区別がはっきり感じられる良好な自然環境でもあります。
NK2 FARMは、そんな七飯町で祖父の代から代々農業を営み、今に至りますが、地の利を生かした栽培を行い、冬期間はさすがに北海道なので作物は育ちませんが道南特有の気候のおかげで1月下旬から11月下旬まで栽培をすることが出来る土地でもあります。
日本国内では桜前線などが北上しそうな季節、まだ七飯町では雪解け最中な4月下旬よりハウスの中でふっくりんこの育苗が始まり、5月下旬～6月上旬にかけてすくすく元気に育ったふっくりんこの苗を田植えしていき、そして天候や生育状況にもよりますが10月中旬に稲刈りが始まり、いよいよ新米の収穫です。
収穫したふっくりんこは、コンバインで稲刈りしながら脱穀（稲から稲穂を外す工程）し、籾だけになったものを機械乾燥機へと運び、一度では乾燥機に入りきらないので何日もの間を掛けてお米を乾燥させます。
乾燥を終えた籾は、通常であれば籾摺（稲穂から硬い籾殻を取る工程）をし、玄米にして保存をするのが殆どの農家さんの流れですが、NK2 FARMでは籾摺をせず籾のままお米を保存し、必要な時に必要な分だけ籾摺をし、精米をして美味しく食べます。
玄米で保存するより籾のまま保存することがNK2 FARMでは祖父から伝わるお米を長い期間保存し、品質等を守る方法として受け継がれています。
大きな施設などでは大きな冷蔵施設で玄米のまま低温貯蔵が出来るので便利ではありますが、小さな農家ではそのような設備もなく、中途半端に冷蔵庫を使用するにしても全部のお米は入りきらないので昔ながらの籾のまま保存する方法を取っております。
NK2 FARM（エヌケーツーファーム）では稲刈り後のふっくりんこを玄米で保存せず、籾のまま保存します。これがNK2 FARMの籾まま貯蔵米の理由です。
籾貯蔵と玄米貯蔵では、籾貯蔵の方がやや品質を保持しやすいといわれており、その差はズバリ、旨くて艶が良い！ことで、籾摺と精米は使う分だけその都度行っております。
手間暇かけて育てたお米だからこそ、食べる時には美味しく食べていただきたい気持ちから、米作りはもちろんお届けするまでの行程にもこだわっています。
ひと昔前までは今のように近代的な機械もなく、日本全国の殆どの農家さんでは稲刈り後の乾燥を天日干しで行っていました。そう、稲架掛けによる乾燥です。
稲架掛けと言っても「はさかけ」や「はざかけ」と地域によって読み方も違うようですが、実は干し方も地域によって違いがあるのはご存じでしょうか？ 一般的にみられる稲架掛けの風景は、畑に稲架を横並びにビョ～ンと連ねて壁のように掛ける光景を思い浮かべるでしょうが、NK2 FARMのある七飯町やその近郊では、横にではなく、高く高く縦に積み上げる稲架掛けが一般的です。一体どちらが良いのかは別として。。。
稲架掛けによる天日や自然風によって乾燥されたお米は召しあがったことがありますか？ 正直ビックリするほど旨いです！いや、本当に（笑）。。。甘さも去る事ながらお米独特の美味しさと言いましょうか、食べた瞬間にこれは普通のお米じゃないとわかるくらいに味が違います。
お米は手間を掛けた分だけ美味しくなると言われますが、本当にひと手間もふた手間もかけた分美味しくなると実感する味で、NK2 FARMでは令和2年産として栽培したふっくりんこの中から、稲架掛け米用として手作業で稲刈りを行い（稲架に掛ける際に稲同士を手で結び掛けるので稲刈りは手作業になります。）稲架掛けで天日干しすること約1カ月。。。約400kg（5俵半）の稲架掛けが出来ました。もう少しあるかと思ったのですが、乾燥中に鳥やら運搬中などに目減りした結果の収穫量です。
手間を掛けた分美味しくなった稲架掛け米ふっくりんこもNK2 FARM SHOPをはじめインターネットでも販売しております。
Yahoo!ショッピングよりご購入いただけます。
近隣のお客様は、是非お店へご来店ください。
市内近郊エリア限定お届け便も承ります。
